09便秘(快便)薬の使用

便秘(快便)薬の使用

便秘(快便)薬の使用に関して言えば、
「生活改善」「食事改善」
をした上でおこなってください。
あまり便秘(快便)薬を使用することは好ましいことではありません。
それは出来る限り、自然に出た方が良いからです。
また、便秘(快便)薬に依存してしまう形になると、最初のうちは少量でも、どんどん量を足さないと効かなくなってくるからです。
それをふまえた上でご覧ください。
【機械的下剤】
○浸潤性下剤
便の表面張力を低下させ、便が軟化膨張して排便が容易となりますが単剤では効果が不十分のため刺激性下剤との併用することが多いです。脂溶性ビタミン剤の吸収障害に注意が必要です。
効果発現(時間):8〜12時間
○膨張性下剤
多量の水分で膨張し、弛緩性便秘(快便)に有効です。習慣性はありませんが、作用は比較的緩徐であるため他薬と併用することが多い薬剤です。最大効果は2〜3日連用した後に出現しますが、妊婦では早流産を起こす恐れがあるので注意が必要です。
効果発現(時間):10〜24時間
○塩類下剤
習慣性が少なく長期服用も可能な薬剤です。腸管内に水分を吸収させることによって腸内容(便)は軟らかくなり増大し、その刺激により便意をもよおします。大量の水分とともに服用すると効果的です。
効果発現(時間):等張液または低張液(薄めた場合):1〜2時間高張液:8〜10時間
○糖類下剤
服用すると無変化のまま大腸に達し浸透圧作用で効果を示します。また腸内分解で発生した有機酸により腸蠕動(ぜんどう)が亢進し排便を促します。糖尿病患者には中が必要です。
【刺激性下剤】
大腸刺激性下剤
小腸より吸収され血行性または直接大腸に入り粘膜を刺激することによって排便を促します。
効果発現(時間):8〜12時間(座薬は約5時間)
【腸内洗浄剤】
大腸検査や腹部手術の前処置として腸管内容物の排除をするとに使用します。
【浣腸】
浣腸薬には直腸を直接刺激する、グリセリンや、大腸を刺激する作用のあるビサコジルなどが配合されています。腸の蠕動(ぜんどう)運動を高めて排便を促します。激しい腹痛、悪心や嘔(おう)吐、痔出血がある人や、心臓疾患のある人は注意が必要です。